手術前に抗がん剤治療は必要なのか?

ガイドラインに基づいた判断により、抗がん剤治療が必要ということになると、手術前に抗がん剤治療が行われることが多いようです。素人考えでは、手術後に抗がん剤治療をすることには納得できるのですが、手術前に抗がん剤治療が必要な理由が、いまいちわからない…。一刻でも早くがんを切除してしまった方がいいのでは?抗がん剤治療の副作用で体力が落ちた状態で手術をして、本当にいいの?
そもそもの始まりは1990年代。「手術前の抗がん剤治療により乳がんの縮小が認められるなら、全身に広がったごく小さながん細胞の根絶にも効果があると予測することができる」という考え方が医師たちの間に広まったのです。現在では、もし手術前の抗がん剤治療によりがん細胞が縮小すれば、乳房温存率が高まり、腋窩リンパ節への転移を予防する可能性が高くなることが明らかになっています。このため、現在、手術前の抗がん剤治療は、乳がんの標準治療として、広く行われるようになっているのだそうです。
私は個人的には「乳房温存率が高まる…それあまり重視してないんだけど…完治することの方が私には重要。それだけのために抗がん剤治療をするのは嫌だなぁ」という考えです。
「手術前の抗がん剤治療」については、私は医師から十分説明を受けて、心の底から納得してから開始するようにしたいと思っています。

手術前の抗がん剤治療について知りたいに+1 !


関連キーワード

関連ページ

乳がんになっても抗がん剤を使いたくないけれど…
40代女性は特に注意が必要な病気、乳がん。漠然と、自分がもし乳がんになっても、抗がん剤を使いたくないという思いがあります。抗がん剤というものは、「がんの完治」ではなく「延命」を目指すものではないかなぁ、と感じているので…。これまで乳がんの闘病ブログを見てきた印象では「乳がんの標準治療として、抗がん剤は当たり前のように使われている」ようです。もしかしたら、がんの病巣部だけ取り除いて、後は無治療という
乳がんの特性~なぜ抗がん剤を使うのか
乳がんは、目に見えるがん細胞を手術で完全に取り除いたとしても、目に見えない微小ながん細胞が全身に広がっている可能性があり、「全身の病気」と言われています。手術前後の検査で、転移の可能性があり、再発のリスクが高いと診断された場合には、手術に抗がん剤治療を組み合わせた治療を行うのが、標準治療だとされています。抗がん剤治療を行うかどうかを判断するためのガイドラインが2つ存在します。医師はこれらのガイドラ
手術前に抗がん剤治療は必要なのか?
ガイドラインに基づいた判断により、抗がん剤治療が必要ということになると、手術前に抗がん剤治療が行われることが多いようです。素人考えでは、手術後に抗がん剤治療をすることには納得できるのですが、手術前に抗がん剤治療が必要な理由が、いまいちわからない…。一刻でも早くがんを切除してしまった方がいいのでは?抗がん剤治療の副作用で体力が落ちた状態で手術をして、本当にいいの?そもそもの始まりは1990年代。「手